現在日本では業界問わずに人手不足に悩まされていますが、「IT業界」も人手不足に陥っている業界の1つです。
どの企業もエンジニア採用に苦労してるのは有名な話ですが、エンジニアよりも希少で、どの企業も採用に困っている職種があります。それが「webマーケター」です。
いいwebマーケターを採用することができれば、会社の利益は数倍、数十倍になることは難しくありません。そこで今回は、企業が優秀なwebマーケターを採用するコツをご紹介していきます。
webマーケター採用にお困りの方はこちらの記事を参考にしてみてください。
マーケターとは
マーケターとは、インターネットを活用して企業やブランドのオンラインプレゼンスを最適化し、顧客獲得やブランド認知を促進し売上を伸ばすのが主な仕事です。
現在のマーケター採用の実態
web媒体の多角化でマッチする人を探すのが困難
以前はユーザーが利用するのは検索媒体のGoogleやYahooがメインでしたが、そこからFacebook、TwitterなどのSNSが台頭してweb媒体が多角化してきました。
それに加えて、
- TikTok
- YouTube
動画メディアが人気を博し、企業は日々あらゆる媒体のマーケティングに試行錯誤を繰り返しています。なので各媒体に総合的に知見があり、マーケターとして実績がある人が必要になってきました。
あらゆるメディアがある中で、企業が求めるスキルや実績とマッチするwebマーケターを採用するのが以前よりも難しくなってきてます。
デジタル市場の拡大により、マーケター不足が著しい
以前ならオフラインだけで売上を安定的に作れていたかもしれませんが、今の時代は業種関係なく、webマーケティングよる差別化をしないと売上を作るのが難しくなっています。
IT企業以外にも優秀なマーケターを採用したい企業がたくさんあるので、今はマーケターの採用がどの職種よりも一番難しいとも言われています。
優秀なマーケターを採用する4つのポイント
ペルソナを設定する
マーケターを採用するにはまずペルソナを設定していきましょう。ペルソナを明確にしないと求めてるマーケター像が不明確なまま採用をしてしまうことになるので、期待する結果を出すことが難しくなります。
ペルソナとは
商品やサービスを利用するターゲット顧客の具体的なイメージ
マーケターのニーズを理解する
マーケターは売り手市場なため、実績があるマーケターはどの企業にも引っ張りだこ状態。さらにマーケターの人数が少ない上に転職市場にいるマーケターの数はさらに絞られてしまいます。
そのためマーケターを採用する際はマーケターのニーズを知る必要があります。例えば地方移住をしている方、常駐勤務をしたくないマーケターも多いと思うので、提案する条件を
- リモートワーク可能
- 常駐勤務の必要なし
- 週に1回の定例ミーティング
- 2ヶ月に1回のオフィスでのミーティング
マーケターは複数案件を並行して業務している方も多いためリモートワークを望んでいる方も多くいます。優秀なマーケターを採用するためにお金以外の働き方のニーズを考えて採用を進めることは重要になってきます。
オフラインで異業種交流を深める
優秀なマーケターは既に他社で働いている場合が多く、中々転職市場に出てきません。さらに優秀なマーケターの場合は、口コミで広がるのでwebの求人サイトに出てくるのは極稀です。
競合他社にマーケターを紹介することはないので、異業種の交流を深めるのはおすすめです。
異業種であれば競合にならないので、良好な関係を築くことができれば優秀なマーケターを採用に繋がります。
SNSで発信する
マーケターはXで情報発信をしている人が多いので、Xを使って交流するのはおすすめです。Xで日常的に情報発信を継続して、ブランド認知の向上、専門知識のアピール、企業の価値観や文化を共有することでできるので、発信に共感、関心を持ってくれるマーケターと繋がることができるかもしれません。
優秀なマーケターを採用する方法
採用条件を決める
まずは採用条件を決めましょう。
- 年齢
- 性別
- 勤務形態
- １日の稼働時間
- リモートワーク可能か
- 報酬額・報酬形態
- どんな実績を出した経験があるか
この当たりを明確化にして採用活動を開始しましょう。
採用条件を決めた後に、自社が採用したいマーケターのペルソナを分析し、どんな採用方法で、どういう訴求をすれば欲しい人材が応募してくれるかを考えて最大限自社に魅力を持ってもらえるように工夫するのが大事です。
エージェント・求人情報サイト利用する
優秀なマーケターを採用する方法として、エージェント・求人情報サイトを利用するのはおすすめです。しかし、他社もエージェントを利用してる確率は高いので、利用する際は差別化を図る必要があります。
しかし、マーケター採用にはとてもいい方法なのは間違いありません。
例えば、
- Geekly
- doda
- Hajimari
- アドキャリ
- Green
- レバテックキャリア
こちらに掲載しているサイトは多くのマーケターの案件を掲載しており、マーケターが日頃からチェックしている媒体なので、エージェントや求人サイトに掲載して募集してみましょう。
エージェントや転職サイトを利用する人は、転職や新しい案件を探してるユーザーが多いので、転職やプロジェクトに参画することに対して前向きな方が多いです。そのため、人材が案件や社内の人材として、定着してくれる可能性が高くなります。
もし利用する場合は、できる限り多くの媒体で小さい金額で求人の掲載を出してみて反応が高い媒体を吟味する必要があります。
いきなり媒体を絞って求人を出すと、求人効果の薄い媒体に多くの広告費用を支払ってしまうことになるかもしれません。
複数媒体に最少額で掲載してみて、反応を見てから効果のある媒体に絞って求人を掲載しましょう。
リファラル（紹介してもらう）
リファラル採用とは、社員や友人、知人から候補者の方を紹介してもらう採用する方法です。自社の社員や自分の身の回りの人から紹介してもらうことでミスマッチの確率を減らすことができます。
リファラルだと紹介してくれる人が間に入るので紹介してくれた人に不義理ができません。さらに成果がでないと紹介してくれる人の面子が立たなくなるのでいい人材を紹介してくれる可能性が高くなります。
リファラル採用が可能であれば積極的に周りの方に繋いでもらえるように声をかけてみるのも良い手段の１つです。
優秀なマーケターを採用したいときに確認すべきこと
これまでの経歴や実績
今は、SNSやweb媒体の多角化により１つの媒体で成果を出せる人材よりも複数メディアを組み合わせて利用して広告の相乗効果を狙うことができるクロスメディアマーケティングと呼ばれるスキルがある人材やSNSだけでなくSEOの知識など多くの知識が総合的に必要になってきます。
なので採用する前段階で、
- マーケターとして売上を伸ばした施策
- どのメディア、媒体の広告運用が得意なのか
- 結果の出したプロジェクトでの立ち位置
- 自社が求めている人物像と実績がマッチしてるか
経歴、実績をヒアリングしてマッチする人材なのかをチェックする必要があります。
無闇に採用してしまうと本当はFacebook広告しか運用した経験しかなく、SEOの知識やTikTokなどの他SNSには知見がなく結果を出したことがない人材かもしれません。
採用前に自社が求めてるマーケター像を明確化し、マッチする人物なのかを判断できるようにしておきましょう。
論理的思考力があり、数字を使って会話ができる
- 論理的思考があるのか
- 数字を使って会話ができるか
２点もチェックするのがおすすめです。
webマーケティングはあらゆる手法があるため、状況によって適切な施策を選択肢する必要があり、なぜこの訴求で広告を配信をするのかを常に判断しなければなりません。
そのため、数値を分析し、今するべき適切な施策を選択できる、論理的思考力を持った人材なのかを判断して採用するのが重要になってきます。
マーケティングは、１日２日で数値改善することができないので、前日、先週、先月の数値と比較して今取り組むべき最適な施策を選択できる能力が必要不可欠です。
これまでの実績で、どういう施策を行いどの部分の数値を改善したことによって売上につなげることができたのかを数字の部分を曖昧にせずに説明できるかを判断しましょう。
しかし、自社にマッチする完璧なマーケターを採用するのは極めて困難ですので、長期的に売上を一緒に作っていけそうな人物なのかを判断することも大切になってきます。
コミュニケーションを柔軟に取れるか
マーケターは複数媒体の数値を包括的に管理し、適切な施策をチームのメンバーに共有し作業をしてもらう必要があります。マーケターは他の人に施策を行うための行動をメンバーにしてもらう必要があります。
そこでスキル面も重要ですがチームで働くのであれば、社内の人間とコミュニケーション上手に取れるかどうかのソフトスキル面も重要になってきます。
コミュニケーション能力がない人だと、分析結果の共有や次回行う施策を伝える際に話し合う時間が長くなり施策を実行するまでのタイムロスが発生してしまいます。
もし利益が出る施策を実施するのが１日遅れてしまえば、１日配信してないだけで数万、大きければ数百万円以上の機会損失を作ってしまうかもしれません。
そのため、マーケターはマーケターとしてのスキル面と同じぐらい、メンバーとのコミュニケーションを円滑にできるスキルが重宝されます。
新しくマーケターを採用する場合は、コミュニケーション能力がある人材を探しましょう。
まとめ：優秀なマーケターのニーズを把握し適切な採用方法を選択しましょう
今の時代はマーケターにとって超売り手市場です。いかにして、優秀なマーケターに自社に魅力を感じてもらって働いてもらえるかを考えましょう。
ただ求人サイトに掲載しても良いマーケターを採用することはできません。
複数媒体、オフラインでのつながりを最大限活用して自社に合う優秀なマーケターを採用できるように会社側が工夫する必要があります。
ぜひマーケターを採用するときは、参考にしてみてください。